欲が無いと言う事はつまり魂の死だと思います。悪とは何も生み出さない事です。
魂の死（消滅）＝悪だと思うのです。
無欲と少欲は違います。無欲とは欲自体が無い事です。何も目指さない事です。少欲は欲が少ないことです。
お釈迦様は無欲ではなく少欲を目指していました。
無欲は欲を完全に消滅させることですが、それはできないのです。
欲があると言う事はおいしものを食べたいとかいいものを求めると言う意味です。
好き好んでまずいタイ米を食べたい人はいません。
みんな美しいものや素晴らしいものを求めます。
それが欲なんだと思います。
逆に悪とは、美しくないものやまずいものを求める事、つまりやりたくないことを求めることだと思います。
そんな人は世の中にあまりいないと思います。
今の世の中はいいものや素晴らしいものが溢れています。
それは皆が欲を持って良いものを求めているからです。
だからこのままいけば欲の通りになるでしょう。
良い世界は人間が欲を持っている限り来るのです。
欲とは良くとも繋がりますし。
悪とはその逆で何も生み出さないことつまり消滅してしまうことです。
だから、悪いことをしたいなら究極を言えば魂を完全に消滅してしまうことです。
それが悪だと僕は思います。
悪い人だって、おいしいものやいいものを求めますからね。
つまり、悪い人にも欲はあるのです。悪い人も無欲ではないのです。
